「見る」と「観る」の違い｜似顔絵の描き方が驚くほど上達する方法

「人によって見え方は違う」のページで、見出しの通り、人によってモノの見え方が違うことがあるという話をしました。

その中では、「見る」という単語（漢字）のみをあえて用いましたが、この「見る」と、もう一つの「観る」は、いったいどう違うのでしょうか？（他に、診る・視る・・・などもありますが、それは置いておいて）

※ちなみに、「書く」と「描く」の違いなんて話もあります。日本語って奥が深いですよね・・・。お時間ありましたらぜひこちらもご覧ください。
→「書く」と「描く」の違い

一般的な「みる」は、もちろん「見る」のほうです。これは視覚として認識するという意味合いが強く、そこに魂や気持ちがこもっているかどうかは関係がないという気がします。とはいえ、最も数多く使われている「みる」ですよね。どの漢字を使うのか分からない時は、とりあえず「見る」と書いておけば間違いはないという乱暴なことを言う人もいますが、概ねそれは間違ってはいないのかもしれません。

これに対し、「観る」のほうは、魂や気持ちを込めて「みる」、つまり、心で味わうというニュアンスが含まれる気がします。

とかく日本語は難しいものですが、こうして一つ一つの意味を考えてみると、その奥深さに感心してしまったりします。

似顔絵を「みる」ほうは、もちろん「観る」でありたいものです。たとえ、「見る」人がいたとしても、それを「観る」に変えてしまうような、そんな心揺さぶる似顔絵を描いてみたいものですね。