似顔絵が写真にないものを持っているとか、ある意味で顔写真よりも重宝されるとか、顔写真にも勝るとか・・・(→「似顔絵は顔写真に勝る?」)。
そのような内容は、当サイトでもたびたび触れているものではあるのですが・・・。
それは、似顔絵ならではの特徴や、魅力を持っているが故の事態であることに、間違いはありません。
ところで先日、似顔絵の魅力ならぬ、「魔力」(?)のようなものを、改めて感じてしまうことがありましたので、その体験をお話しします。
休日、とあるショッピングモールをぶらぶらしていたら、有料で似顔絵を描いてくれるコーナーがありました。
いわゆる、「席描き」です。
「席描き」なら街中でもよく見かけるものですが、そこは、なんだかいつも見るよりもやたら人が集まっているなぁ・・・と感じたんです。
よく見れば、そこはなんと4人ほどの似顔絵師が揃っていて、それぞれが個性的なサンプルの似顔絵を展示しており、好みの似顔絵師を選んで描いてもらえるといったものでした。
そのせいか、いつもより広いスペースに、いつもの何倍もの人が集まっていた訳で、それはそれはかなりの大盛況だったのです。
占いではたまに見ますけどね。何人かの占い師さんが区切られたスペースにそれぞれ座っていて、好みの占い師さんに占ってもらえるという。水晶玉なのか、手相なのか、人相なのか。とかとか。
それはともかく、そこへは次から次へと、描いてもらいたい人(モデルさん)が現れて、「ちょっと大変そうだなぁ・・・」などと思いつつ、「儲かってまんなぁ・・・」とも思ってみたり(笑)。
4人の似顔絵師の描く作品は、どれも少しずつ画風が違っていて、いずれも大変魅力的なものでした。
時間とお金さえあれば、4人全員に描いてもらいたいと、本気で思ったくらいです。
ともあれ、私は、似顔絵が持つ、こういった人を惹き付ける力、これこそがまさに「似顔絵の魔力」だと思っています。
単に顔写真をキレイに撮って差し上げます、というだけでは、あそこまで人は集まらないのではないでしょうか。
有名なカメラマンが、格安で撮ってくれる・・・というのだったら、話は別でしょうが(笑)。
そしてもう1つ大事なこと、来るお客様、集まってくる人たち、すべてが、みんなまばゆいばかりの笑顔だったということです。
「似顔絵の魔力」・・・あなたも、それを生み出せる人に、なってみたいと思いませんか。