今回は、少し考えさせられる話です。
「写真には裏切られることも多いけど、似顔絵は裏切らない」といった、何やら辛辣(?)な意見を目にしました。
写真は角度などによって「これ、誰?」とか、「実物と全然違う・・・」などといったことがあったりしますが、似顔絵は特徴を大袈裟に描くため、実際のイメージと大きく乖離することが少ない、というのがその理由だそうです。
思わず「なるほど」と口に出してしまいそうな、納得の理由ですね。
何せ、イメージを形にするのが「似顔絵」とも言える訳ですから、それも当たり前のことと言えそうです(「イメージが重要」のページもご参照ください)。
確かに、「写真写りがいい(悪い)」といった言葉もあるように、たとえ普通に写真を撮ったとしても、実物と印象が変わってしまう人というのは、少なからず存在します。
それに加えて、例えば「痩せて見える角度」とか、「かわいく見える写り方」とか、「写真で大人っぽく見える表情」などといったものが世の中には存在するようで、もはや、写り方(撮り方)一つでどうにでもなってしまうのではないか・・・とすら思わされてしまうのが、写真なのかもしれません。
しかも最近は、写真加工の技術も向上して、あらゆることが極めて自然に出来るようになりました。少し前までは、「これ、手を入れてるな」(加工してるな)と分かったものでしたが、今は全く分かりません。実物と印象が違う(実物よりもよく見える)写真に、さらに加工が施されてしまったら、もう対処のしようがありません(?笑)。
それを踏まえて、お見合いの前には、写真ではなく似顔絵を見せるほうがいいのではないか、といった意見までありました。
その人の特徴を捉えて、それをデフォルメして描いたような、ユニークな似顔絵をお見合い写真の代わりに・・・ということですね。
確かに、それなら初対面の際にもイメージと合致して納得が出来そうですし、それをきっかけにその後の話もはずみそうです。
何より、少しお堅いイメージのあるお見合いが、似顔絵をお見合い写真の代わりにするだけで、何だかユーモアのある、和やかな雰囲気になりそうですよね。
そんなこんなで、ともすれば写真よりも「真実を写す」可能性のある似顔絵。
写真にも勝るその優位性については、「似顔絵は顔写真に勝る?」のページでも、触れた通りです。
ともあれ、その素晴らしい世界に、ぜひあなたも足を踏み入れてみませんか。