今の世の中、この厳しい社会情勢の中で、たとえ1円であっても「お金を稼ぐ」ということは、大変難しく、価値あることです。
YouTuberやアフィリエイトなどで簡単にお金を稼いでるように見える人がフィーチャーされることが多い昨今、「お金を稼ぐ」ということの難しさや価値が軽視されがちな世の中ですが、彼らだって実際にはほとんどの場合において常人には真似の出来ない努力をしているし、決して簡単にお金を稼いでいる訳ではないんです。同じことをしようと思っても9割9分の人は上手くいかないというのが現実であると思います。
いわんや、「芸術」という道で、それなりのお金を稼ごうとすれば、大変厳しい苦難が待ち受けていると言っても、決して過言ではないでしょう。
さらに言えば、かくしてその厳しい苦難を乗り越えたとしても、実際にそれで生計が立てられる人など、ほんの一握りかもしれないのです。
・・・と、少し大袈裟に語ってしまいましたが、「似顔絵」という身近な題材であれば、そこまで深刻に考える心配はありません。
つまり、他ページでも話題にした「席描き」や、「似顔絵ケーキ」などなど、似顔絵を題材にしてそれなりの収入を得るといったことは、決して不可能ではないのです(もちろん簡単ではありません。努力は必要です。当サイトで紹介している教材が、そのための一助になれば幸いなのですが・・・)。
そして、似顔絵を描いて収入を得ることは、実は多くの著名の画家たちが通ってきた道でもあります。
フランス・パリの北部、セーヌ川右岸のモンマルトルにあるテルトル広場(Place du Tertre)は、今でも多くの画家が集まり、観光客の似顔絵を描いていることで有名です。
小さな丘を意味するテルトル(Tertre)の頂上にあることから、その名前が付けられたそうで、そこからはパリ市街が一望出来ることもあって、観光客には大人気の場所なのです。
なんと、あのピカソもここで絵を描いていたと言われており、さすが芸術の都と呼ばれる街だけのことはありますね。
ピカソの他には、近代フランス画家のモーリス・ユトリロなどもこの地で暮らし、似顔絵を描いていたと言われており、要は、そういった歴史的な画家たちが、まだ名を馳せる前の若かりし頃に「似顔絵」という道を通っていたということなのです。
つまりそれだけ、似顔絵というものが親しみやすく、絵画という芸術に踏み込む「とっかかり」としても最適だということです。
高尚な芸術としての絵画となってしまうと、一般人には少し関わりづらく、理解が難しいイメージもありますが、似顔絵であればそんな心配も無用です。
いずれにせよ、例えば将来、あなたが画家を目指しているとしても、似顔絵から始めることは決して間違いではないのです。