似顔絵にまつわるエピソード(その34)|似顔絵の描き方が驚くほど上達する方法

(※とある女性の手記です)
3月という別れの季節も終わり、ようやく暖かくなり始めた今日この頃。とはいえ特に朝晩はまだまだ肌寒い日が多く、日中のポカポカ陽気に油断して薄着で出掛けると、帰宅する頃には痛い目を見てしまうことも。

我が息子も先日無事「卒園」を迎え、仲良くなった友達や先生とも、「別れ」という一応の区切りをつけなくてはいけないという、人生初めての経験をしたばかり。もちろん、その後すぐに、「入学」という、新たな友達や先生とのたくさんの出会いが待っているんですけどもね。

その「卒園」に際して、少々驚くことがありました。実は、あるお母さんの発案で、お別れする先生に、卒園児たち全員が先生の似顔絵をプレゼントすることになったのですが、その一人一人の個性的な仕上がりにいたく感心するのと同時に、何人か、大人目線で見ても「おぉ!?」と思わせる出来栄えの作品があったのです。

まぁ要するに、よく似ている訳ですよ、先生に。大人が描いてもこうはならないだろうと思ってしまうくらい、よく出来ている。ただの絵ではなく、十分に似顔絵として成立しているのです。

よく、似顔絵には(一般的な)絵の才能は必要ないとか、特別な技術は必要ないとか、色々なことが言われますが、今回の素晴らしい出来栄えである数点の似顔絵を観ている限り、少なくともこれを描いた園児たちにはそれらはあてはまらないのではないか、何かそんな領域を超えてしまったところに到達してしまっているのではないか、そんな感覚すら覚えました。

ま、当該園児のお母様方が、揃ってしきりに強調したところによれば、「たまたま」だと(笑)。確かに、目や鼻や口などのパーツが位置的にうまくハマることによって、たまたま似てしまうということはあるのかもしれません。だからこそ似顔絵って面白いんでしょうけど。

ともあれ今は、そうなんだ、たまたまなんだ、うちの子の出来が悪いとか、大きな差をつけられているとかいう訳ではないんだと、そう考えて自分を納得させるようにしています(笑)。それを聞いて旦那は、「やだやだ、女って」なんてつぶやいてましたけども(笑)。

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