似顔絵にまつわるエピソード(その3)|似顔絵の描き方が驚くほど上達する方法

とある主婦の方のエピソード。
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子供が幼稚園で描いた、おばあちゃん(つまり私の姑)の似顔絵を持って帰ってきた。
子供には申し訳ないが、その出来栄えを見て私は笑ってしまった。

下手なのは当然なので構わないのだが、私にはホラーもしくはスプラッターとしか思えない出来栄えだったからだ。

何故か赤のクレヨンがふんだんに使われ、血だらけかのごとく、目も鼻も口も、一言で言えば「ぐちゃぐちゃ」である。

いい気味だと思った。普段から私と折り合いの悪い姑が、これを見てショックを受ければいいと思った。心の中で、「孫はあなたをこんな風に見ているんですよ。ざまあみろ。」とさえつぶやいた。

ところが、である。

孫にその似顔絵を見せられた姑は、破顔一笑、目に涙さえ浮かべて喜んだのである。

この人は、孫を本当に愛してくれている。
この人は、私が考えているほど悪い人ではないのかもしれない。

何故か強くそう感じてしまった私は、今後はもう少し姑の立場に立って考えてみようと、そして姑の気持ちを理解する努力をしてみようと、そんな気になっていたのだった。
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これもいい話ですね・・・。当サイトの他のページでも触れているように、似顔絵は当然似ているからこそ「似顔絵」なのですが、たとえそうでなかったとしても、場合によっては大変価値のあるものになるという、とてもいい例ですね。それにしても・・・お嫁さんとお姑さんの冷戦というのは、旦那さんにとって一番怖いのでは(笑)。

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