似顔絵にまつわるエピソード(その31)|似顔絵の描き方が驚くほど上達する方法

(※とある男性の手記です)
私のストレス発散方法は、ずばり、似顔絵を描くことです。

似顔絵を描いていると、何だか落ち着いてくるんですよね。モデルに似せて描くという、明確な目的があるせいかもしれませんが、無我夢中で、まさに無心で作業している自分がいる訳です。

で、さらにその後、出来上がった似顔絵を本物と見比べたりして、一人悦に入っていると、イヤなこととか、落ち込んでいたこととか、すっかり忘れている自分に気付くんです。

似顔絵はモデルを喜ばせることが出来るとか、周りの人を笑顔にする力があるとか、何だか言葉では説明出来ない不思議な魅力があるとか、いろいろなことが言われているけど、私はどれも本当にそうだなぁと痛感しています。そしてそれって、似顔絵を描いている自分自身にとっても同じなんですよね。つまり、描いている自分自身も喜びを感じるし、笑顔になるし、不思議な魅力を覚えるし、そして前述したようにストレス発散にまでなってしまうという。本当に似顔絵って素晴らしいものだなぁと思います。

私事ですが、先日、本当に落ち込んだことがあったんです。詳しくは言えませんが、ちょっと家族とのトラブルといいますか、要は自分の存在自体をすべて否定されたようなショックを受けまして。

そんな私を、助けてくれたのが、やっぱり似顔絵。似顔絵を描くことで、どんどん前向きになれたんですね。誰の似顔絵を描いたかっていうと、私。そう、自分自身の似顔絵。自画像っていうやつです。

一応、鏡を見ながら(さらに、左右反転を意識しながら(笑))、自分の顔を描いたんですけど、あーおれ、悲しそうな顔してるなぁ、暗い顔だなぁ、とても人様に見せられる顔じゃないなぁ、って思いながら描いてたら、これじゃいけないな、こんなんじゃダメだな、こんな顔してたらぜんぜんよろしくないなって、そう思えるようになって、もっと笑わなきゃ、楽しそうな顔しなきゃ、笑顔を見せなきゃって、どんどん気持ちをポジティブな方向に向けることが出来たんです。

自分自身の状態を改めて知る、すなわち自己を再認識するために、自分の似顔絵(自画像)を描く、これ、オススメです。

という訳で、とにもかくにも、似顔絵を描くということが、私にとって、大事なストレス発散方法になっているのです。

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