似顔絵がよく利用されるものの一つとして、ウェルカムボードというものがあります。
ウェルカムボードとは、お客様をお迎えする場所、すなわちイベント会場の入り口や、店頭などに飾るボードのことです。
文字通り「ウェルカム」とお客様を出迎えるものですが、結婚式で使用するウェルカムボードが一番馴染み深いかもしれません。
結婚式には、親戚はもちろん、友人・知人、会社の同僚・先輩・上司、お世話になった先生・恩師など、様々な方がお見えになります。
その際、新郎・新婦が直接、会場入口で心のこもったお出迎えが出来れば一番いいのですが、当日一番忙しい主役2人が、もちろんそんなことをしている訳にはまいりません。そこで、ウェルカムボードの登場という訳です。
つまり、新郎・新婦の代わりということで、その気持ちを少しでも込めて、似顔絵が利用されることが多いのです。
また、大きい結婚式場になると、同時間帯に複数の結婚式が催されることもあります。その際、間違えて別の結婚式会場に入ってしまった、なんていうのは、それほど珍しいことではありません。私も先日、甥っ子の結婚式(歳がばれる(笑))で、見ず知らずの新婚夫婦の披露宴に危うく迷い込みそうになり・・・(あまりに恥ずかしいた体験だったので、それ以上は申し上げられませんが)。
そんな時も、新郎・新婦の似顔絵がウェルカムボードとして入口にあれば、目的の結婚式が間違いなくココで行われるということがよく分かる訳です。会場に入る際に、迷うことがなくなります。
そして、式の会場でその役目を終えたウェルカムボードは、その後、二人の大事な記念日における想い出の品として新郎・新婦の自宅に飾られることになる訳です。そういう意味では、実用も兼ね備えた一生の宝物になるとも言えそうですね。