「世界に一つだけの花」という曲がありますよね。槇原敬之さんが作詞・作曲を手掛け、現在は解散してしまったSMAPを始め、様々なアーティストが歌っています。
その歌詞に通じることでもあるんですが、「ナンバー1」よりも「オンリー1」を目指せ、といった示唆は、よく耳にする内容ですよね。
実は、似顔絵が誕生日祝いや結婚祝いなどのサプライズプレゼントとして喜ばれる理由の一つに、「世界に一つだけである」ということがあるんです。
どんなに腕の立つ似顔絵師が、同じように同じモデルで似顔絵を描いても、いつも全く同じものを描くのは実際不可能なのです。
また、モデルさん自体も、日によって表情や肌の状態が違ったりするので、詳細な似顔絵になってくればくるほど、同じものを描くのは難しくなってきます。
つまり、誰がどんな状態で描いた似顔絵であっても、出来上がった瞬間にそれは「世界に一つの作品」としてこの世に君臨しているのです。
もちろん、それは厳密に言えば写真だって同じ（全く同じ写真を撮るのは不可能）なんですが、何故か写真ってあまりプレゼントにはなりませんよね（笑）。
それどころか、「どこで撮ったんだ！」「勝手に撮るな！」などと、怒られたり気持ち悪がられたりするかもしれないという・・・（笑）。
でも、似顔絵だと喜ばれるんですよね（もちろん、中には気持ち悪がられてしまう場合もあります（笑）。でもそれって、ほとんどが「照れ隠し」なんですよね。全く知らない人が、下心を前面に押し出しながら描いた似顔絵をもらったなどというケースでない限り、似顔絵をプレゼントでもらえば、心のどこかで少なからず、嬉しい気持ちがあるはずなんです）。
そもそもプレゼントって、誰もが持っているものや、その辺ですぐに自分で買えるようなものをもらうよりは、なかなか手に入らないもの、ひいては世界に一つしかないようなものをもらうほうが、絶対に嬉しいはずです。
例えば、コンビニで売っているお菓子やチョコレートより、心が込められた手作りのお菓子やチョコレートのほうが、嬉しいに決まっています。
それは、もらった人が、「苦労して作ってくれたんだな・・・」と感じるからです。
当然、似顔絵も同じ。
つまり、手作りお菓子や手作りチョコレートと一緒で、「世界に一つだけ」ということの他に、その似顔絵プレゼントの向こう側に、渡し手の苦労が見え隠れするものなんです。
言い換えれば、世界で、たった一つの、大切なプレゼントであるだけでなく、ひいては、渡し手が受け手を大切に思っている気持ちが表れているものなんです。
あなたも、似顔絵の描き方をマスターして、大事な人に心を込めた似顔絵プレゼントを贈ってみるというのはいかがでしょうか。
気持ちが通じれば、絶対に喜んでくれますよ。
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