今回は、短時間、なんと「わずか数分で、似顔絵を上手く描くコツ」をご紹介したいと思います。
まず、皆さんをやる気にさせる、ポジティブな言葉を並べてみますね。もちろん、どれも本当のことですよ。腰を据えて似顔絵を描いたことがない方も、ぜひこれを信じて似顔絵に挑戦してみてください。
- 誰の顔か分かるレベルの似顔絵であれば、数分もかからず描けてしまう！
- 絵が苦手だって大丈夫！
- 絵心がある・ない、なんて関係ない！
- デッサンや絵画のスキルも必要なし！
- 特別な才能も一切必要なし！
- ササっと描いて、ぜひ円滑なコミュニケーションのためのネタに活用を！
それでは、本編です。
芸術作品なんて大げさに捉えない！
ここでは、似顔絵を芸術作品のように大げさに捉えてはいけません。その場の話のネタ、スムーズなコミュニケーションのためのツールくらいにお考え下さい。
それ故、出来上がる作品も極めてシンプルです。だから、数分で描けるんです。
その手順も、極めて明快。たったの3ステップ。何度か練習して、その流れを覚えてしまえば、本当にものの数分で描けてしまいます。
ぜひマスターして、その場の雰囲気を盛り上げちゃってください！
輪郭を捉える
まずは似顔絵の「枠」とも言える、顔の輪郭を捉えます。
丸・四角・三角・楕円、これくらいの種類にざっくり大きく分けて、対象となるモデルの顔を捉えましょう。
実際には、人間の顔はもっと複雑な形をしていることも多いですが、あくまでシンプルに、ざっくりと、大きな心で輪郭を捉えてください。上に挙げたどれかに、当てはめてみてください。きっちり同じである必要はありません。
髪型を決める
髪型は、実は似顔絵においてかなり重要なポイントです。
テレビのモノマネ番組を見ていると分かるんですが、プロのモノマネ芸人は、歌とか声とかだけじゃなくて、顔までしっかりと似せていることが多いですよね。
でもあれ、顔だけを本人と並べてよく見てみると、大して似ていないことも多いんです。そこには、大きなテクニックが2つ隠れています。
1つは、表情を本人に寄せて、似ているように見せている。これはもう、プロならではのテクニックですね。
そしてもう1つの大事な要素、これが、髪型なんです。
目・鼻・口などのパーツがぜんぜん似ていなくても、髪型を寄せるだけで、かなり似ているように見えてしまうんです。
それと同じ理屈で、似顔絵においても、髪型がかなり重要な要素になるという訳です。
髪型は、顔の輪郭のように、丸・四角・三角・楕円みたいにざっくり分ける訳にはいきません。
もう少し色々なバリエーションがあるため、まずは髪全体を1つのパーツとして捉え、長いのか短いのか、多いのか少ないのか、どんな分け目なのか、跳ね具合はどんな感じか、輪郭に対してボリュームはどの程度か、などなど、パーツとしての特徴を掴みながら、これまたシンプルに落とし込むことが重要です。
そんなこんなで、輪郭と髪型がシンプルに、かつ的確に掴めたら、もう出来たも同然ですね。
逆に言えば、それくらい「輪郭」そして「髪型」という要素は大切であるということです。
目・鼻・口・眉などのパーツを配置する
輪郭と髪型が決まったら、目・鼻・口・眉などのパーツを配置していきます。
ここでも重要なキーワードは、「シンプルに」、そしてさらには、各パーツの形やディテールにこだわりすぎないということです。
各パーツの形やディテールが多少違くても、それぞれの位置関係を的確に捉えるだけで、実はかなり似てくるんですよね。
もし、各パーツのディテールにこだわってしまうようであれば、そのエネルギーを、各パーツの位置関係を正確に捉えることに使ってください！
目が離れているのか、全体的に中央に寄っているのか、それとも外側に広がっているのか、それぞれのパーツの間隔は狭いのか広いのか、などなど、モデルをよく見て、位置関係を出来る限り正確に捉えてくださいね。
ここまでで慣れれば数分！
以上です。たったの3ステップ。
慣れてくれば、ここまで数分もかからず、しかもかなり本人だと分かるような似顔絵が描けるようになってきます。
色々な人をモデルに何度も試してみて、少しずつスキルをアップさせてみてくださいね。
このページで紹介した似顔絵は、かなりシンプルなものですが、似顔絵の楽しさやおもしろさを知るには十分なきっかけになるかと思います。
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